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木から落ちた猿

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月琴ワークショップ@そら庵

 月光楽団の記事にコメントを下さったCHARLIE ZHANG氏主催の「月琴ワークショップ@そら庵」にいってきました。「そら庵」は東京・深川にあるイベントスペース&ブックカフェで、さまざまなイベントを企画・開催している。隅田川のほとり、万年橋近く「芭蕉稲荷神社」の前にある。
 
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 師匠のCHARLIE ZHANG氏はじめ、みなさん気さくな方たちで、とても楽しい時間を過ごすことができました。とはいえ、みなさんやってることは高度で、小生は眺めているだけに終始しましたが……。月光楽団は五線譜でやっているのですが、こちらは本格的に工尺譜(こうせきふ)*でやっていらした。小生、工尺譜はまだ読めませぬ。
 *文字譜の一種で、中国・朝鮮・日本など、漢字圏の国々で広く行われていた楽譜の表記法。「低いソ、低いラ、低いシ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」にあたる音階を、それぞれ「合、四、一、上、尺、工、凡、六、五、乙」の漢字を用いて表記した楽譜
 本日皆さんは「如意串」と「厦門流水」という曲を練習されていました。この二曲は同時に演奏することができ、お互いがカウンターメロディーになってるのだそうな。明清楽の曲には、こういう一緒に演奏できるものがいくつかあって、資料をみると昔の人たちもそうして二つの曲をハモらせて楽しんでいたようだ、とのこと。ビックリである。チェット・アトキンスがやった、ヤンキー・ドゥードゥルとディキシーを一緒に弾いてヤンキー・ドゥードゥル・ディキシーにしたような感じ?
 CHARLIE師匠からは明清楽と月琴について、いろいろ興味深い話を伺うことができた。(師匠、ありがとうございました!)暑さに弱い師匠が、避暑地に出てしまうため、本ワークショップ、次回の開催は十月半ばころになるそうな。また、伺いたく存じ上げます。
 ちなみにこちらの楽団名は「そら庵大川端清楽団」(そらあんおおかわばたしんがくだん)通称SOS団である。(今日は涼宮ハルヒは不在であった)

*CHARLIIE 師匠のHP「斗酒庵茶房」はこちら
 師匠の月琴修復と製作の様子はこちらに詳しい。「月のあしび
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by gatotkaca | 2011-07-18 00:22 | 音楽 | Comments(0)

月光楽団

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 この楽器、月琴という。NHKの「龍馬伝」などご覧になった方はご存知であろう。あの、おりょうさんが弾いていた楽器である。
 5月21日に行われた明治大学リバティアカデミーのオープン講座、「世界の民族音楽を聴く『幻の明清楽(みんしんがく)と木琴の謎』 レクチャー&コンサート」のお手伝いで、月琴を弾いてきた。
 講師の森繁行敏さん(洗足学園音楽大学現代邦楽研究所)は、インドネシアはジャワ島の民族音楽ガムランを演奏する「ランバンサリ」の重鎮でもあり、僕がかかわるジャワの影絵人形芝居「ワヤン」を上演する「日本ワヤン協会」の公演で音楽を担当していただいたことも多々ある。その縁で僕にも、お手伝いの機会がめぐってきたのである。

 *明清楽については、加藤徹さんのホームページ内の「明清楽資料庫」に詳しい。
  http://www.geocities.jp/cato1963/singaku.html
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*森繁行敏+月光楽団(明治大学リバティアカデミーパンフレットより)

 講座には130名ほどのお客様がいらっしゃった。講座内容・曲目・使用楽器は下記の通り。

第一部 月琴と明清楽
 算命曲(さんみんきょく)
 九連環(きゅうれんかん)
 茉莉花〜水仙花(まつりか〜すいせんか)
 中山流水(ちゅうざんりゅうすい)
 金盞花(きんせんか)
 沙窓(しゃそう)
 獅子(しし)

第二部 明清楽その後
 九連環と「かんかんのう」
 法界節から「さのさ」へ
 沙窓からエーゾ節、復興節へ
 明治の民衆歌の変遷
  抜刀隊からバイオリン演歌へ

第三部 木琴いろいろ
 世界の木琴映像資料
 天竺徳兵衛より(歌舞伎の木琴演奏シーンに挑戦)
 すががき(近世最古の箏譜と三味線譜を木琴で)
 長崎六段(名古屋に伝わる胡弓入り六段と木琴)
 千鳥の曲、金剛席(幕末新箏曲、明治新曲の動向)

最後に長崎の不思議な歌としてNHKでも人口に膾炙した
「でんでんらりゅうば」をお客様と合唱した。

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*木琴を弾く天竺徳兵衛
(コスプレby O君)

 使用楽器
 月琴、古琴、明笛、秦琴、三弦、片鼓、木琴、洋琴、銅鑼、太鼓、短琴、胡弓、箏、鉦、一節切(ひとよぎり)

 僕は第一部で月琴合奏に加わり、第二部の「エーゾ節・復興節」でバイオリンを担当した。
 森繁さんは音楽の楽しみをよく知る人である。そして探究心といたずら心にあふれている。そういう人と時を共有できることは幸せだ。久しぶりに心から楽しいイベントであった。
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by gatotkaca | 2011-05-22 13:16 | 音楽 | Comments(3)