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木から落ちた猿

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月光楽団

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 この楽器、月琴という。NHKの「龍馬伝」などご覧になった方はご存知であろう。あの、おりょうさんが弾いていた楽器である。
 5月21日に行われた明治大学リバティアカデミーのオープン講座、「世界の民族音楽を聴く『幻の明清楽(みんしんがく)と木琴の謎』 レクチャー&コンサート」のお手伝いで、月琴を弾いてきた。
 講師の森繁行敏さん(洗足学園音楽大学現代邦楽研究所)は、インドネシアはジャワ島の民族音楽ガムランを演奏する「ランバンサリ」の重鎮でもあり、僕がかかわるジャワの影絵人形芝居「ワヤン」を上演する「日本ワヤン協会」の公演で音楽を担当していただいたことも多々ある。その縁で僕にも、お手伝いの機会がめぐってきたのである。

 *明清楽については、加藤徹さんのホームページ内の「明清楽資料庫」に詳しい。
  http://www.geocities.jp/cato1963/singaku.html
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*森繁行敏+月光楽団(明治大学リバティアカデミーパンフレットより)

 講座には130名ほどのお客様がいらっしゃった。講座内容・曲目・使用楽器は下記の通り。

第一部 月琴と明清楽
 算命曲(さんみんきょく)
 九連環(きゅうれんかん)
 茉莉花〜水仙花(まつりか〜すいせんか)
 中山流水(ちゅうざんりゅうすい)
 金盞花(きんせんか)
 沙窓(しゃそう)
 獅子(しし)

第二部 明清楽その後
 九連環と「かんかんのう」
 法界節から「さのさ」へ
 沙窓からエーゾ節、復興節へ
 明治の民衆歌の変遷
  抜刀隊からバイオリン演歌へ

第三部 木琴いろいろ
 世界の木琴映像資料
 天竺徳兵衛より(歌舞伎の木琴演奏シーンに挑戦)
 すががき(近世最古の箏譜と三味線譜を木琴で)
 長崎六段(名古屋に伝わる胡弓入り六段と木琴)
 千鳥の曲、金剛席(幕末新箏曲、明治新曲の動向)

最後に長崎の不思議な歌としてNHKでも人口に膾炙した
「でんでんらりゅうば」をお客様と合唱した。

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*木琴を弾く天竺徳兵衛
(コスプレby O君)

 使用楽器
 月琴、古琴、明笛、秦琴、三弦、片鼓、木琴、洋琴、銅鑼、太鼓、短琴、胡弓、箏、鉦、一節切(ひとよぎり)

 僕は第一部で月琴合奏に加わり、第二部の「エーゾ節・復興節」でバイオリンを担当した。
 森繁さんは音楽の楽しみをよく知る人である。そして探究心といたずら心にあふれている。そういう人と時を共有できることは幸せだ。久しぶりに心から楽しいイベントであった。
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by gatotkaca | 2011-05-22 13:16 | 音楽 | Comments(3)